認知・知的障害者の

知識表現支援技術の開発

自然言語と絵文の変換 絵文字一例 絵文作成ツール

研究の目的

本研究では、言葉を理解することが難しい人でも、絵を使うことによって、 防災情報が理解でき、さらに自ら防災情報を作成できるソフトウェア技術を目指 しています。自然言語文に相当する意味を、絵文字の組み合わせによって「絵 文」として表現する作業を支援し、また自然言語文と絵文の間の相互変換をす る機能の開発に取り組んでいます。

研究のポイント

2006年7月現在、約900個の防災絵文字を作成し、それらを組み合わ せて絵文を作ることが可能なソフトウェアツールを開発しています。
自然言語文と同様の意味を絵文として体系的に表現するには、絵文字の間の 空間的関係と意味的関係とを対応付けるルールが必要です。また、絵文字と絵 文の体系はすぐに完成するものではなく長期にわたって成長して行くものです から、その過程で多くの利用者の知識やアイデアを効率的に集約できなければ なりません。本ツールでは、「オントロジー」と「制約」の技術に基づき、IT の専門家でない利用者にもこれらのルールを理解し作成し修正できるようなイ ンタフェースを採用しているので、広く利用されるほどルールの体系が充実し 洗練されることが期待できます。

実用に向けて

絵文の基本的な構成ルールができた時点で、本ツールを実際に防災情報を作 る人々に利用に供し、ルールを充実させるとともに、実運用に向けての意見を 集約して、さらに使いやすいデザインに改良します。
今後のスケジュール(予定)
2006.秋 ツール検証  2007.春 プロジェクト終了

研究協力

本研究は,文部科学省 科学技術振興調整費 平成16年度採択課題「障害者の安全で快適な生活の支援技術の開発-認知・知的障害者の理解特性に合わせた情報提示技術の開発」(平成16年度~18年度)の一環として行われています。計画構想・概要(文部科学省).pdf [48KB]